JHD&C(ジャーダック)

Japan Hair Donation & Charity(JHD&C)(通称 ジャーダック ) へ髪の毛を寄付する場合の条件や注意点、送り方など調べてみました。

またヘアドネーション活動やウィッグ希望者への対応、髪の毛を寄付した場合の受領証、送る際のドナーシート、賛同サロン、髪の毛以外の寄付(募金)や支援についてなど、ジャーダックについてまとめてます。

 

 JHD&C(ジャーダック)記事についてのお願い 

JHD&C(ジャーダック) に関する内容は、掲載時時点の情報になります。
必ず公式サイトより最新情報をご確認の上ご利用下さい。



ジャーダック のヘアドネーション活動とは?

JHD&C(ジャーダック)は、2人の美容師がアメリカで機能しているヘアドネーションの仕組みを参考に、社会貢献活動として開始した団体だそうです。

2009年から日本初のNPO法人(特定非営利活動法人)として活動しています。
 ※ NPO法人=都道府県、又は指定都市の認証を受けて設立した、営利を目的としない組織

JHD&Cから提供されるウィッグは、経済産業省の基準をクリアしたJIS規格適合の 小児用医療用ウィッグ になります。
パートナーの1社である (株)アデランス の前面強力のもと、タイ工場で製作されています。

またオリジナルウィッグに必要な頭の型を取る作業(メジャーメント)やお渡しできる場として、(株)アデランスは全国のレディスサロン会場も提供しています。
 ※ 2020年秋より、新型コロナウィルスの影響やプライバシー尊重に伴い、「非接触・非対面」のリモートメジャーメント方式を導入してます。

 

ジャーダック ウィッグ希望者への対応について

ジャーダック ウィッグ希望者への対応について

JHD&Cのウィッグを申込むための条件は、

 ・ 18歳以下であること
 ・ 前回のウィッグ提供から2年経っていること

のみで、申込みの時点で18歳以下(19歳の誕生日の前日まで)であれば、何度でも申込み可能。
申込者はウィッグの希望者本人と、本人と同居の家族・親戚からの申込みを受け付けています。

日本国内住んでいる方であれば 国籍や性別も問わないそうですが、髪色は 「自然な黒髪」 で、提供に関してのご連絡等は、基本的に日本語になるそうです。

費用はボランティアと寄付金により賄われているため、ウィッグ希望者の負担はかからないそうです。

 

ウィッグ受取り後の注意点

ウィッグを受取った後は 「受取りを証明する画像」として、カット風景やウィッグ使用状況が分かる画像や動画等の提出が必要になります。

 

ジャーダック 寄付する髪の毛の条件・注意点について

JHD&C(ジャーダック) に寄付ができる髪の毛には条件があります。
また必ず守って欲しい事として、注意する点についてもお願されています。

 

ジャーダック 寄付する髪の毛の条件・注意点について

髪の毛の長さ

髪の毛の切り口から毛先の一番長い毛までの長さが 31㎝以上 必要です。
くせ毛やパーマの場合は、軽く伸ばした状態で長さを測ります。

毛束に31㎝未満の髪の毛が含まれていても大丈夫です。
長さが足りない髪の毛は、ウィッグ製作費の一部となるよう転売することで役立てているそうです。

 

髪の毛の状態

カラーやパーマ、ブリーチヘア、くせ毛、グレイヘア(白髪)の髪の毛も受け付けています。

軽く引っ張っただけで切れてしまうほどのダメージがなければ、年齢や国籍、性別、髪色、髪質は問わないそうです。

 

カット時の注意点

・ 髪の毛が完全に乾いていること
少しでも湿っていると雑菌が繁殖したりカビが生えたりするので、シャンプー前のカットをお願いされています。

・ ゴムでしっかり束ねていること
配送中に髪の毛がバラバラになることがあるそうです。
髪を小さい束に分けてゴムで強めに結び、結び目の1㎝上のカットをお願いされています。

 

送付時の注意点

寄付する髪の毛は、ドナーご自身による発送をお願いされています。

サロンや団体、グループからのまとめての送付は受け付けていないそうです。



ジャーダック 毛髪寄付者への受領証について

JHD&C(ジャーダック) へ髪の毛を寄付すると、希望者へは 受領証 を発送してもらえます。
受領証は、「あなたの髪の毛をJHD&Cが確かに受け取りました」 という証明書になります。
 ※ 2022年1月以降、デジタル受領証システムを導入予定との事

 

受領証を受取るための注意点

受領証を発送してもらうには、返信用封筒 の同封が必要です。

寄付する髪の毛と一緒に、ドナーシート(ドナーの毛髪状態を記入する用紙)、受領証の送り先を記入した返信用封筒(切手貼付済)も同封します。

受領証は、お届けまでに早くても1ヶ月程度かかるそうです。

 

ジャーダック 髪の毛の送り方について

  1. 髪の毛が完全に乾いていること、髪の毛がしっかりゴムで結ばれていることを確認して髪をカットします。
  2. JHD&Cの公式サイトより、ドナーシート(ドナーの毛髪状態を記入する用紙)を印刷して記入します。
    印刷できない方は、便せんやコピー用紙などに手書きでも大丈夫だそうです。
     ※ 個人情報の記載はありません

  3. 受領書希望の方は、切手貼付済・送り先を記入した返信用封筒を準備します。
  4. 寄付する髪の毛・ドナーシート・返信用封筒(受領証の希望者のみ)を1セットにしてJHD&Cに送ります。

 

髪の毛の送り方の注意点

JHD&Cでは、着払いや料金不足の場合は受取りできないそうです。

また髪の毛が届いたかどうかの個別のお問合せにも対応されていないので、髪の毛の送付方法として、追跡機能サービスのある日本郵便のレターパックや、ヤマト運輸などの宅配サービスを推奨されています。

 

ジャーダック 賛同サロンについて

ジャーダック 賛同サロンについて

ヘアドネーションのためのカットは特殊なため、通常のカットより時間がかかってしまいます。
そのためドネーションカットを受け付けていないサロンもあるようです。

JHD&Cでは、JHD&Cのヘアドネーション活動に協力している賛同サロンをご紹介しているので、希望地域のドネーション対応サロンが探せます。

 

サロン利用時の注意点

忙しい・人手が足りないなど時期や状況によっては、ドネーション対応サロンでもお断りをされる事があるそうです。

JHD&Cでは、ドネーションカットの希望者へ、予約時に必ず「ヘアドネーションのカット希望」をお伝えするようお願いされています。

 

ジャーダック 髪の毛以外の寄付(募金)・支援について

JHD&Cでは、髪の毛の寄付の他にも支援が可能です。

 

寄付金(募金)で支援する

JHD&Cは、クレジットカード ・ 銀行振込 での寄付金(募金)の支援を受け付けています。
クレジットカードは、500円~ 寄付が可能です。

毎月定額の寄付(募金)も可能です。
クレジットカードより、月々500円 ~の自動引き落としになります。

 

チャリティで支援する

返礼品(チャリティプロダクト)付き募金のチャリティファンディングでも支援が可能です。

チャリティファンディングでは、シャンプーなどのヘアケア商品、タオル、雑貨、オリジナルシールなどから返礼品が選べます。

 

書籍を買って支援する

JHD&Cのへアドネーション活動をまとめた本や、JHD&Cの活動を取材した本など、書籍を購入することで支援が可能です。

書籍の印税がJHD&Cへの寄付になります。

 

ドリンクを買って支援する

JHD&Cとコカ・コーラボトラーズジャパン(株)がコラボした「チャリティベンダー(寄付機能付き自動販売機)」でドリンクを購入すると、売上げの一部がJHD&Cに寄付されます。

JHD&C活動を応援している企業や美容室、病院、大学などで設置が進んでいるそうです。



ジャーダック SNSで活動チェックできます

JHD&Cは、ヘアドネーション活動をオフィシャルSNSでご報告しています。

またドネーション寄付者から提供のあった写真や、実際にウィッグを受取った方から提供のあった写真などもSNSで報告しているので、活動内容などチェックできます。

 

ジャーダック 髪の毛の送り先・詳細について

JHD&Cの髪の毛の送り先や最新情報など詳細は、公式サイトでご確認下さい。
 ※ 2019年6月より事務所移転しています。ご注意下さい。

 

日本のヘアドネーション団体(毛髪の送り先)はどこ?条件の比較可能

日本のヘアドネーション団体(毛髪の送り先)はどこ?条件の比較可能
髪の毛の寄付先を迷っている方はこちら。ヘアドネーション活動を行っている団体をご紹介しています。

 

ジャーダック についてまとめ

  • 日本初のNPO法人(特定非営利活動法人)
  • 作成されたウィッグは18歳以下の希望者へ何度でも無償で提供可能
  • 寄付できる髪の長さは31㎝以上
  • カラー・パーマ・ブリーチヘア・くせ毛・白髪も寄付可能
  • 損傷の激しい髪以外は年齢・国籍・性別・髪色・髪質も不問
  • 寄付の証明書として受領証発送可能
  • 募金やチャリティ、書籍・ドリンク購入など髪の毛以外の支援可能
  • 活動内容等がSNSでチェック可能